尺度・マニュアル・テキスト

職場パワーハラスメントの認識性・体験尺度

 調査票 職場パワーハラスメントの認識性・体験尺度

  概要 職場のパワーハラスメントの認識性と体験を同時に測定する尺度

尺度構成 3因子(パワハラ行為 12項目、パワハラ状態 4項目、パワハラ態度 2 項目)18項目


使用条件 研究目的:引用情報を記載の上、ご活用ください。

     商用目的:筆頭著者にご連絡ください。

引用情報 仁位百雲子・津田彰・鄧科・山廣知美・入江正洋 (2018) 職場パワーハラスメント尺度の認識 

     性・体験尺度の開発と信頼性・妥当性の検討. ストレスマネジメント研究, 14(2), 22-34.


尺度のダウンロード:パワーハラスメント調査票 (1) ver2.pdf



開発の背景

・欧米の職場いじめ(mobbingやbulling)と日本のパワハラの概念は相違点が多いにもかかわらず、日本の定義に則したパワハラを測定した尺度がありません。

・具体的にどのような行動、態度、状態がパワハラに該当するのかの判断が各職場にゆだねられているため、パワハラに対する共通の認識性が得られていません。

・パワハラの体験を測定する欧米の尺度の日本語版はあるが(NAQ-R日本語版)、パワハラの認識性を測定する尺度がなく、実証研究は決定的に不足。

 

尺度の特徴

・パワハラの認識性とパワハラの体験を同時に測定できる。

・パワハラ行為、パワハラ状態、パワハラ態度の3つの下位尺度から構成される。

・日本のパワハラの概念や日本特有の職場風土を適切にとらえている。

・十分な信頼性と妥当性が確認されている。



※本尺度は日本学術振興会科学研究費助成基盤研究(C)(No.24500819 研究代表者 九州大学入江正洋先生)の助成を受けて作成されました。

※問い合わせ先

 九州大学人間環境学研究院 小林百雲子

 mail:kobayashi.momoko.744@m.kyushu-u.ac.jp